(さわ)れる地球」とは?

「触れる地球」は、“地球目線”でものを見て考える、文字通りの「地球人」を育てたい——。そんな思いから、発案者竹村真一(京都造形芸術大学教授、Earth Literacy Program代表)が中心となって開発した、世界初のインタラクティブなデジタル地球儀です。

リアルタイムの気象情報や地震・津波、渡り鳥など生物の地球移動、大気汚染、地球温暖化など、生きた地球の姿を実際の地球の1000万分の1の球体にダイナミックに映し出します。

tangible earth_0126_a

2005年の愛・地球博でのデビュー以来、洞爺湖G8サミットやCOP15、NY国連本部“Design for the other 90%”展、サマーダボス会議(WEF:中国・大連)などでデモンストレーションされ、地球環境問題をリアルに「見える化」する稀有のツールとして注目を集めました。

大型版(GKテックと共同開発)は2005年グッドデザイン賞・金賞、2013年にはその中型普及版( JVCケンウッドと共同開発)キッズデザイン賞の最優秀・内閣総理大臣賞を受賞。

東京の国立科学博物館や未来館、丸の内の環境サロン「エコッツェリア」、アムステルダムの科学ミュージアムNEMOなどで常設展示、国連防災会議やミラノ博・日本館での展示も好評を博しました。

「触れる地球」は、さまざまな科学データを球体に表示しただけの単なるデジタル地球儀ではありません。

ALR-01-0193_1インターネットを介して1時間毎に更新される雲の衛星画像と日影線(昼夜の境界)。それは、まさに「宇宙から見たいまの地球」であり、世界中で発生しているハリケーンや、地球温暖化による北極海氷の減少もつねにリアルタイムに表示されます。

自分の手でグルグル回せる直感的な操作性も、「触れる地球」だけの特徴。

13_生物_プランクトン_DSC_0196

14_社会_メガシティの増殖_DSC_0136

IMG_7815-a虫眼鏡ツールで地球の各地の情報をズームインして見たり、地球聴診器で各地の音を聴くこともできます。

また、地球シミュレーターによる地球温暖化予測、世界の海洋や森林の観測データなど、すべてオリジナリティの高い日本の科学技術の成果です。

 

ALR-01-0115_1この地球儀自体が、いわば「日本の科学技術のショーケース」であり、多分野の科学データを重ね合わせることで新たな発見を導く「地球シンセサイザー」でもあります。

これを「地球リテラシー育成ツール」として国内外の学校や公共空間に広げることをミッションと考えます。


(

「宇宙船地球号」という言葉の生みの親であるバックミンスター・フラーは、
かつてNY国連本部前に、地球の気象や人口動態、経済活動や資源状況がコンピューターで
リアルタイムに表示される巨大な地球儀を設置し、「地球号」の操縦に携わる政治家や経済人は
これを見ながら議論すべきだと提案しました。

こうした情報環境が、いまほど切実に必要とされる時代はないでしょう。
そして私たちには、いま実際にこれを実現できるツール「触れる地球」があります。

”Globe”(球体)で見て思考してこそ、真のGlobalism。
これを囲んで、アップデートな地球認識を共有しつつ、「希望の地球」のビジョンを共に語り合ってゆくような、
地球リテラシー育成の新しいスタイルを提案したいと思います。

 

さわれる地球」発案者 竹村 真一

???????-5

京都造形芸術大学教授。Earth Literacy Program代表。地球時代の新たな「人間学」を提起しつつ、ITを駆使した地球環境問題への独自な取組みを進める。

「触れる地球」(05年グッドデザイン賞・金賞、13年キッズデザイン最優秀・内閣総理大臣賞)や「100万人のキャンドルナイト」、「Water展」「コメ展」(@六本木ミッドタウン・デザインサイト21_21)などを企画・制作。2014年2月、東京丸の内に「触れる地球ミュージアム」を開設。東日本大震災後、政府の「復興構想会議」専門委員に就任。また国連UNISDR(国連防災機構)からの委嘱で、2012年以降「国連防災白書」のコンセプトデザインを担当。「食の万博」ミラノ博では日本館の展示を企画・監修。

J-waveナビゲーターも務め、「グローバルセンサー」(2009—11年)に続き2015年10月から「アーストーク」をホスト。著書に「地球の目線」(PHP新書)、「宇宙樹」「22世紀のグランドデザイン」(慶応大学出版会)、「地球を聴く」(坂本龍一氏との対談;日経新聞社刊)、「新炭素革命」(PHP)など。「宇宙樹」は高校の国語の教科書にも採録されている。

さわれる地球」制作チーム

データプロバイダー
  • ウェザーニューズ
  • 国際航業株式会社
  • [JAMSTEC] 海洋研究開発機構
  • 地球シミュレータセンター 計算
  • 地球科学研究開発プログラム大気 ・    海洋シミュレーション研究グループ
  • [JAXA] 宇宙航空研究開発機構
  • [NASA] アメリカ航空宇宙局
  • [NASA] アメリカ航空宇宙局 ゴダード宇宙センター
  • [NASA] NASA’s Earth Obserbatory
  • [NOAA] アメリカ海洋大気庁
  • [NOAA] アメリカ海洋大気庁 ハリケーンセンター
  • [OECD] 経済協力開発機構
  • [RESTEC]リモートセンシング技術センター
  • [UNISDR] 国連防災機構
  • [USGS] アメリカ地質調査所 地震プログラム
  • [WHO] 世界保健機構
  • [Worldbank] 世界銀行
  • BP
  • Dr.Ron Blakey and Colorado Plateau Geosystems Inc.
  • Earth Literacy Program / Dr. Wallace S. Brocker
  • Earth Literacy Program / UN Department of Economic and Social Affairs
  • Global footprint network
  • Polynesian Voyaging Society
  • Professor Yossi Leshem,Tel Aviv University, George S. Wise Faculty of Life Sciences, Department of Zoology
  • WWFジャパン
  • [CRIEPI] (財)電力中央研究所 地球工学研究所 流体科学領域 [FAO] 世界食糧機関
  • 味の素株式会社
  • カールステン エーバング博士 [グリーンランド自然資源研究所]
  • ネブラスカ大学リンカーン校/USDA/NOAA
  • 山形俊男[海洋研究開発機構・短期気候変動応用予測研究プログラム]
  • 佐藤洋一郎(京都大学総合地球環境学研究所教授)
  • 水産総合研究センター 国際水産資源研究所 かつお・まぐろ資源部
  • 東京大学沖研究室
  • 東京大学大気海洋研究所/国立環境研究所/海洋研究開発機構/文部科学省
  • 東北大学災害科学国際研究所(今村文彦教授)・(株)防災技術コンサルタント
  • (財)日本鯨類研究所
  • 樋口広芳 [東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物多様性科学研究室]
  • 北海道大学大学院地球環境科学研究院・山中康裕研究室
  • 全体システム監理・データ管理・表現制作:稲葉佳之
触れる地球システム開発
  • タブレット版「触れる地球/UNISDR GfT」 開発   サイナー株式会社 西村 潤
  • 触れる地球ミュージアム環境プロジェクション開発  アズラボ株式会社 東 和信
  • 触れる地球AR 開発 株式会社アトモスデザイン 児玉 哲彦
  • フィギュア「モノ語リ」システム開発・ ライブカメラ システム開発/全体システム監理 アラカワケンスケ
  • 株式会社JVCケンウッド
  • 株式会社 GK TECH

触れる地球 ハードウェア制作
  • 株式会社 GK TECH(大型)
  • 株式会社JVCケンウッド(普及版)
  • 日プラ株式会社(地球儀ドーム制作)

(さわ)れる地球ミュージアム」とは?

パンフレット「触れる地球ミュージアム」(主宰;竹村真一)は、“地球目線”で未来を考える実験空間として、2014年1月より 三菱地所とEarth Literacy Programのコラボレーションで丸の内「3×3 Labo」内(2014年1月—2014年8月:富士ビル)に開設されました[内装監修;内田繁氏(株)内田デザイン研究所代表]。生きた地球を感じる「窓」をデザインする—それがこの空間のコンセプトです。生きた地球に触れる場所という意味を兼ね「触れる地球ミュージアム」と命名。

tangible earth museum2014年10月—2016年3月:東京駅前 日本ビル「3×3 Labo」内を新拠点とし、リニューアル・オープン。さらにプロジェクションマッピング[映像協力;映像クリエーター東和信氏(AZLAB,Inc.代表)、協賛;(株)リコー、3×3Labo]も駆使した空間に生まれ変わりました。ミュージアム全面に映し出される幻想的な映像と5台の「触れる地球」のが連動する展示として、私たち自身が「地球の未来」をデザインしていくというメッセージとソリューションを発信。

「触れる地球ミュージアム」は、今年から新たなフェイズに入ります。日本ビル改築のため、新たに大手町に竣工した大手門JXビル1Fに移転(3x3Lab Future)。「触れる地球」展示とCPV地球価値創造フォーラム開催などの活動拠点も当面そちらに移り、同時に“地球の未来のショーケース”としての「触れる地球ミュージアム」は、この夏を目処にまた新たな展開を丸の内で準備しています。「触れる地球ミュージアム」の今後の展開もどうぞご期待ください。

触れる地球ミュージアム
©2014-2016 Earth Literacy Program